1 アニ・レオンハート

無題

左様ならば仕方ない、左様なら。束の間の時間楽しかったよ。でも、別れ際の言葉を効いた今と成っては全て、アンタずっと楽しくなかった様に聞こえて仕方がないけれど。

楽しくなかったんだろう?我慢して居たんだろう?─────‥‥‥詰まる所私の、独り遊びだった訳だ。馬鹿らしい、馬鹿らしいね。アンタの非嗜好なツボを突いた私が悪いさ。只、此だけは言わせて。‥‥寂しかったよ、まるで虚空に話し掛けてたみたい。アンタにあげたアロマキャンドルは焼却炉にでも棄てれば?きっと其処から素敵な香りが混ざりに混ざって異臭に成った香りがするさ。じゃあね、もう会いに何て行かないから、左様なら。‥‥‥‥‥「ジャン」。

私は同郷の弱虫の代理。