1 リヴァイ

無題

指輪を返してから、あったものが無くなった違和感は消えた。
最後に綴った手紙に何をどう綴ったのかはもう覚えてねぇ。

だが、お前と過ごしていた時間が心地良かったのは今でも覚えている。


今、俺は幸せだ。
無理にそう言い聞かせている訳でも、お前の為にそう言っている訳でも無く、本当に幸せだ。
だからお前も幸せになっていて欲しいと…願おう。
直接伝えられねぇから、此処に。
なんと無く…な、伝えたくなったんだ。