1 エレン・イェーガー

オレの傍にいた人は。

すげぇ、格好いい人だったのを覚えてる。忙しげで、オレは邪魔をしたらいけないと思っていた。だから、待っていた。1日、2日、一月…気付けば、最後に話してからそろそろ半年になる。別に、今更あって、恨み言だとか文句が言いたい訳でもない。いい思い出だったと、沈められたらそれで良い。

オレは何も求めてないんですよ。ただ、貴方が元気でいてくれさえすれば。だけど、一カ月の間に一分だってオレの為の時間を避けない程に嫌がられちまったと思えば、今更追いかける気だって萎んじまう。まぁ、追い掛けないですけどね。

これだけ、どうでも良いといいながら…言葉が出てるのは、きっとまだ好きなんだろうな。