残像だ。

……なんてふざけきれねェ程度にはお前が強いよ、未だに。つうか寧ろ強く成ってるザマ。
…でも安心しろよ、あの時にきっぱり言われた時点でもうオレからは追う事はしないって決めたし。けど、こうやって間接的に追ってる時点で如何しようもねえけど、さ…――ハハ。
アレだけじゃなく、ふとした時間にもお前の事を思い出す呪いが掛かってるらしいオレはきっと此の儘ズルズル引き摺るンだろうな。情けな。

兎にも角にも、手の届かねえ位置に居るお前が笑ってる事を祈って。
存外自分がすげー女々しかった事に気付いて更に落ち込んだオレより。