END

この言葉がこんなに辛いものだとは思わなかった。
お前の綴る言葉、照れた顔、甘えてくる仕草、抱き合っている時の野獣のような眼光…一つ一つがとても大好きだった。別れを前にして、お前をこんなにも愛していたのだと思い知らされた。再び繋いだ手を手離したのは俺なのにな…こんな所に言葉を残したりして未練がましいにも程がある。
今だ信じられない…明日も「おはよう」「愛してるよ」って、何事も無かったかのように連絡が来そうで…でも、それはもう無くて。俺からも出来なくて。連絡先消さなきゃなんねぇのに、それでも何時かひょっとして彼奴を思い続けたら…なんて下らねぇ考えのせいで彼奴のやり取りすら消す事が出来なくて…何時の間に俺はこんなに弱くなってしまったんだろうな。人類最強？…ふざけんじゃねぇよ。
たった一人の恋人を失っただけで一人で立つことすら出来ねぇほど…最弱人間だ。

愛してる、エルヴィン。俺はお前無しじゃ幸せになんてなれそうにねぇけど、どうか…俺の事なんて忘れてお前だけの幸せを掴んでくれ。お前の幸せが俺の喜びだ。

やぁ、リヴァイ。
勝手ながら私のリヴァイと重なる点があるのだがもし良ければ鍵を貰えないだろうか。よろしく頼む。