1 ベルトルト・フーバー

僕の、

ジャン。君と、幸せになるのを夢見たよ。今はどこにいるんだろうね?
優しくて、可愛くて、格好良くて、素敵だったジャン。壁外調査が続くようになるから、僕の事を寂しくしてしまう、なんて。そんなことを言い残して消えてしまった、君。今でも君の幻影を探してしまう、はは。なんて馬鹿何だろうね本当に。

きみにもう一度出会えたら、なんて。言うだけはタダだよね?

君にシオンの花言葉を。
2 ジャン・キルシュタイン
偶々覗いてみたら……向こうの掲示板も合わせ、多分これオレの事だと思うんで、一言だけ書き残していく。お前の前から姿を消したオレがこんな事していいとは思えねぇけどさ……


ベルトルトごめんな、それからありがとう。


許してくれとは言わねぇし、今更戻れるとも思わない。つか、掲示板とこれ見たらなおさらお前の元に戻る訳にはいかねぇと思った。オレなんかじゃお前に釣り合わないしお前の気持ちに応えきれない。
お前には絶対、もっと良い相手が居る。そんな相手に出会える日が早く来るのを、願ってるぜ。


もし、いつかまた会えたら……その時はオレとは言わず、お前に嫌な思いさせないように振る舞うからよ。じゃあな。
3 ベルトルト・フーバー
書いてくれてーーいや、見付けてくれてありがとう、ジャン。やっぱり君を見ると胸が高鳴ってしまったよ…あはは、本当にどうしようもないね、僕。

僕は、重いから。君の自由の翼を手折る、巨人にしか成れない…だからこそ君に惹かれたのかもしれない。只、ジャンしか見えないと言い切れる様な位、君に夢中だよ、僕は。
幸せを祈るなんて酷な事を言わないでよ、もう。出来るなら…君と幸せに成りたかった。困らせてばかりだね僕は…あはは。一方的に気持ちを押し付けてばかりで、本当に。僕のこと嫌いって言っていいんだよ?

いつかまた会えるように、祈ってる、待ってるよ。きっと、君だと分かってみせるから。