1 エルヴィン・スミス

不意に、

お前に逢いたいと思う、──リヴァイ。

何故あの時、お前の手を離したのか。
プライドの高い私は、離れゆくお前を引き留める事が出来無かった。
無様な自分をさらけ出せなかった。
お前の為だと言う優しさを振りかざして結局は、自分の為に、身を守る為だけにお前を手離してしまった。

今では後悔をしている…あぁ、余りにも過ごした思い出が鮮やか過ぎた。
君は幸せでやっているか?私の事はもう、忘れてしまったか?

リヴァイ…此れは自業自得、戻れとは言わん。
お前の幸せを、私は願おう。