1 ユミル

無題

何が嫌だったってワケじゃないさ。
…好きだからアンタの期待に応えたかっただけ。それなのに、私はいつもいつも…自分の言った事を守れない。

いい加減アンタの呆れた顔が目に浮かぶようだよ。なあ、それ眠いからじゃなくて呆れてんだろ?

もうこれ以上幻滅されるんなら…私から鳩を飛ばすのは止めた方がいいのかね。分からないけど、冴えちまった頭は良くない事ばかり考えてる。

これ以上謝罪を重ねたら本当に嫌われちまうだろうから…此処で呟くのは許してくれよ。なあ…、折角の非番なのにな。どうにも心が晴れない一日になりそうだよ。