1 ベルトルト・フーバー

貴方となら例えどんな形でも。

不思議だね。始まりはほんのお遊びで、ただの身体の関係を求め、ただの興味本意だった。一日そこらで終わりを見ていたのに……そのたった一日で僕は貴方に本気になってしまった。たった些細な事で貴方に惹かれたんだ。でもその些細な事は僕にとっても、貴方にとっても、大切な事だったね。貴方と本心で向き合えて、僕はとても幸せです。例え、身体の関係が途絶えたとしても、それでも引き止めて、受け入れてもらえた事が今の僕には例えようのない嬉しさでいっぱいで、だけど……やっぱり好きだと言う言葉を言えないのは……辛いよ……。だから、僕はここでひっそりと貴方に愛を囁く事にしました。貴方に向かって言えない分、抑えきれない貴方への愛を……どうか、ここで言う事を許してください。

大好き、そう本気で思わせてくれたのは貴方でした。
貴方との思い出はほんの一握りも無いけれど、それでも一つ一つは濃厚で、優しくて、とても愛しいもので……。
触れると壊れてしまう。そんな考えも無いままに、僕は貴方を求めてしまったけど、貴方は優しく僕をふってくれた。傷付けたくないって、もう……失恋の辛さを教えた後に言っても遅いよ。でも、貴方のわがままも、僕のわがままも、同じだった。泣いてないって言ったけど、凄い泣いちゃったんだからね?悲しくて、嬉しくて、とても辛くて、とても……幸せで。こんな感情が、僕にもあったんだって教えてくれた。こんな愛があったなんて知らなかった。今も、少し辛いけど、とても幸せな気持ちと貴方を愛した記憶をくれた事に感謝してます。
きっとこの気持ちは消えずに僕の心に花を咲かせ続けるよ。貴方を愛した事に何の後悔もない。貴方を好きになったあの日を忘れない。貴方が好きすぎる僕は、きっと新しい恋をしても、一番は貴方しか居ないんだ。依存、みたいな形なのかもしれない。でも、気持ち悪がらないでね?貴方を本気で愛した僕の、本当の心なんだ。
愛してる。
とても、愛してる。
甘えたな僕だけど、これからも友達としてよろしくね?
僕と出会ってくれてありがとう。あの日、あの場所に居てくれてありがとう。
あの日…僕に声をかけてくれてありがとう。
最初は、お互いに体だけだと思っていたあの日、本当の貴方をさらけ出してくれたくれたあの日、あれがなかったら本当に、それまでの重なりが有っても無くても、今の僕達は無かったと思う。
絡まりあう時の、ほんの僅かなスパイスが、今の僕達の心を結んでくれたと信じてる。全ては、貴方なんだ。貴方は僕の大切な奇跡だ。

溢れんばかりの愛を、ここに閉じ込めて……。

愛してる。エルドさん……。


また、貴方への気持ちが止められそうになかったら此処へ来るよ。
でも、貴方にはやっぱり見てほしくないな……だって、こんなの見たら……優しい貴方は困ってしまうから……。


…これ、冒頭に書いた方が良かったのかな?
2 ベルトルト・フーバー
昨日…書いては消して書いては消してを繰り返した。秒を追う事に貴方への気持ちが膨れていって、僕の思考は貴方で埋め尽くされて熔けて溢れてだす……。
でも、もう決めたよ?貴方は僕を受け入れてくれる。それを信じて貴方にぶつかる事にした。最初は怖かったけど……もう怖がる事はやめたよ。…だからね、エルドさん…僕の愛を全部受けとめて……?もう隠したりしないよ。貴方に触れて、愛を囁いて、唇ではない場所へキスをして……この気持ちが治まるまで、辛いかもしれないけど……待っててね?僕達は恋人にはなれない。だけど別の形の愛に……友情に、それになるまで……どうか僕の等身大の愛を、受け入れて……。愛してる。貴方が大好きだ。何もかも忘れて貴方しか見えないくらいに…貴方が愛しい。
僕達はほんの数日で、ここまで思い合えて、形を日々変化させながら先へ進んでいく。どこまでも貴方と共に行くよ。いまの僕は…それが一番の幸せだから……。

もうここには来ないよ。だって、貴方のお陰でここで言わなくてもよくなったから……。
貴方に言えるから……。だから僕は今日も貴方の胸の中で愛を囁く。
ありがとう、本当にありがとう……エルドさん。