1 リヴァイ

無題。

俺が愛してるのは間違いなくてめえなんだ。愛しいと思うのもてめえだけで、お前も俺と同じように想ってくれている事も知ってる。
それなのに俺はお前が居ない一人の時間に耐えられず、他に数人の相手を作った。感謝もしてるしそれぞれが大事ではあるが、矢張りお前以外を好きにはなれねえらしい。痛ェ程に思い知った。

──…すまない、お前以外とはもう終わらせる。お前を裏切った俺に恋人で在り続ける事は百も承知だが、どうしてもお前だけは手放せないんだ。

すまない、エルヴィン。
愛してる。
2 リヴァイ
お前の言葉を見付けた。
姿形は違うが、お前の声を聞き違えたりはしねえよ。
…そうか、そんな風に想ってくれているのか。
嬉しいのに、それ以上の罪悪感に苛まれる。

俺はお前の傍にいて良いのか、愛される資格があるのか。