1 リヴァイ

本当に、

俺である必要はあるのかと思っちまう。

……こんなくだらねぇ感情に振り回されるなんざらしくねぇな。
ただ一人を想い続ける幸福と、それ故に伴う醜い嫉妬……か。

寂しいと、告げられない言葉を置いていく事を許せ、エルヴィン。