1 ユミル

無題

どうしたらいいか分からなくなっちまった。

っていうのも、確かに想いこそ有っても現状の私を顧みりゃ少なくとも直視するにはちとキツい。…随分と女々しく成ったモンだよなァ、笑えないっての。
だからといってアンタから極端に距離を取る心算はねえし変わらずアンタの事で意中を占めるザマだけど、…きっと此の儘で良いワケねえんだ。
人付き合いに自信が有る訳じゃねえ以上少しずつ薄めていかなきゃ駄目だと思ってる。だってこれじゃ私がイカれちまう。

なあ、__さんよ。あの時のアンタの判断は正しかったみたいだぜ。だから私はそれを理由にアンタの後方へと下がっていくよ。…悪く思わないでくれ。