1 エレン・イェーガー

甘い食べ物

今、手元に届きました。貴方からの贈り物が。嬉しい反面、悲しさもあります。でも、何でですかね。オレの心は晴れています。貴方を恨むことも憎むこともしません。少しでも貴方がオレを求めていてくれたのなら、それだけで嬉しいからです。だから、あんまり思い悩まないでください。これくらいで傷付くほどオレはやわじゃないです。愛の形は少々歪んでいますが、メンタルだけは鉄板並みなので。あの時伝えるんじゃなかったと傷付けるんじゃなかったと後悔してましたが、その後悔もなくなりました。貴方の中にオレという存在が刻むことが出来たから。
この贈り物を食べたら貴方の事は忘れます。忘れる努力をします。貴方は捨てろと言いましたけど、親に食べ物は粗末にするなと教えられてるんで。それにこれを選ぶとき、オレを思って選んでくれたんでしょう?そんな大事な物捨てるなんて無理ですからね。
自分の体は大事にしてください。風邪を引かないようにちゃんと暖かくして寝てくださいね。もし、また会える可能性があるのならお互い笑顔で。出来ることならまた出会いたいと思ってます。迷惑だと分かっていても。
あー、長々と話し込んでしまいました。ここにオレの気持ちも置いていきます。

さようなら。
2 エレン・イェーガー
ただ、楽しみにしていた貴方からの手紙がなくなったのは少し寂しいです。まあ、これもいずれか慣れるんでしょうね。
3 リヴァイ
見つけた。
菓子は無事に届いたみてぇだな…良かった。だが俺には笑顔で顔向けなんか出来ない。お前は側に居ても良いと言ったが俺にはそんな資格はない…許してくれエレン。
どうか他の奴と幸せに。会えずとも、沢山の幸福がお前に訪れるよういつも願っている。
4 エレン・イェーガー
まさか自分のが上がって居るとは思いませんでしたよ。まぁ、心優しい貴方だ、書けば見つけてくれると思ってましたけどね。それにしてもやっぱり貴方はずるい人だ。

…資格資格って、貴方それしか言えないんですか?もう聞き飽きました。己の欲望のまま求めてくれればオレは何だって答えたのに。本当貴方の人の良さにはヘドが出ます。

望むのなら、貴方の場所くらい開けて待っているのに。幸せならいくらでも上げるから。…ね?もう一度この手に堕ちて来てくれませんか?

なんて、望み薄いのに何言ってるんですかね。自分が情けないです。貴方からの返答に幸せを感じる辺り重症です。

深い深い眠りにつきたい気分だ。