1 エレン・イェーガー

ことば

そう、多分、あいつは何の気なしにだったんだろうな。
それにオレが変なところで過敏になってるだけ…そんなことは判ってる。
でも、それでも、気になるんだよな。些細な一言で、でっかくて分厚い壁を作られた気分になっちまう。
いや、もしかしたら、そう言うつもりで言ったのかもしれない。
だとしたら察しちまってる時点で、それを汲んで、距離を置くべきなんだろうな。
そうでなかったら、きっと…オレの考えすぎで……。

苦しいよ、なぁ…。
2 ベルトルト・フーバー
エレン…もしかして、君かい?もし違ってたらごめん、だけど…少し言わせてくれないかな?僕を信じて?僕は、壁を作ってる訳じゃないんだよ。包み隠さず言ってしまった事が君を不安にさせてしまったのかもしれないね?本当にごめん。でも違うから…早く僕の元に来て…その可愛い君を抱き締めさせて?
3 エレン・イェーガー
……返事が付くなんて思わなかった。
あー、そうだな…ごめんな、ベルトルト。多分、オレはお前のオレじゃないだろうし…でも、気に掛けてくれてありがとう。
鍵とか出せないけど、オレはオレじゃねぇから。
もし、気にしてるならお前から会いに行ってやったらどうだ?オレみたいに考えてたら多分、こっちからは会いに行けねぇしさ。

それじゃ、お前の幸せを願っといてやるよ。