1 アルミン・アルレルト

君にとって大切な…

僕は君にとって大切な存在にはなれなかったみたいだね。たった、3日で僕はその他大勢に戻った。
僕には大切な存在なんて大それたものにはなれないんだって、ずっと思っていたんだ。でもあの日、君に勇気を出して鳩を飛ばした。そうして嬉しい事に僕を選んでくれた。
すごく嬉しかった。あぁ、僕を選んでくれる大切な人が出来たんだって…でもそれはあっと言う間に終わってしまった。君は新しい大切な存在を探していた…
このまま見て見ぬ振りをして君の気まぐれに付き合っていつか捨てられるのはきっと耐えられない、だから僕からさよならをしたんだ。
僕がどんな気持ちだったかなんて君にはわかるはずないよね。君と幸せになりたかったのにな…それはただの夢で終わってしまった。