1 ジャン・キルシュタイン

忙しくて構ってやれなかったからなのか。待っててくれてるって甘えてたのはあるな。俺がもっとしっかりしてりゃ、こうはならなかったかもしれねぇ。
今さら悔やんだってお前は戻ってこないんだろうが…しばらくはこの感傷的な思いも味わいながら過ごさねぇとな。

どうせなら、今まで思ってたこと、言わせてくれよ。ここを見つけるかはわかんねぇけどよ。
お前の声を聴くのが好きだった。綺麗な言葉が好きだった。確かに俺は不器用だし、臆病だった。そこがお前にしたら一番嫌なとこだったかもしれねぇ。時間も取れなくなって申し訳なかったと思う。

お前がこれから、幸せになれるように祈ってる。俺より良い奴なんて山ほどいるだろ。お前と桜も、星も、月もまた見れると信じてたけど…こうなりゃ一人で見るしかねぇな。
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