1 リヴァイ

三ヶ月

白紙を置いて去っちまったが、お前に嫌気がさした訳じゃねぇ。お前と過ごしたあの暖かい部屋を去るのは惜しかったが、タイミングが悪かった。理由を話すにはお互い多忙が過ぎたということだ。
結果としてお前を傷つけちまったであろうことが何より心残りだが、お前ならきっと良い奴に会える。その面、諦めるんじゃねぇぞ。


…お前の淹れる茶は美味かった。
縁があるならまたいつか。
2 リヴァイ
こんな所に言葉を残すくらいなら、白紙じゃなく、何か書いて手紙を寄越しやがれってんだグズ野郎…まぁ、今となっちゃ後の祭りだがな…。
あの時忙しくてなかなか相手をしてやれずすまなかった、許せとは言わない…だがもう少しだけ待っていてほしかった。知らない間にお前に甘えちまってお前のサインに気付けなかったなんて、とんだ馬鹿野郎だ俺は。
それと、もうこの世界から足を洗おうと思う。せっかく励ましてくれたのに…悪いな…。俺には色々と向いてなかったらしい。
だから、お前は幸せになれ、求めれば必ず答えてくれる奴は現れる。
…俺もお前と飲む茶は悪くなかったぜ、同居人。じゃあな、楽しい三ヶ月をありがとよ。