1 エレン・イェーガー

理由がわからない。

土曜日の昼頃から、急にぱったりと返事が無くなりましたね。
ネガティブな兆候等なかったし、最近恋人に成れて幸せ一杯だったのに。

―――どうして?
そればかりが、頭を過ります。

この週末、そして休みだった月曜、返事が無いことに焦ってしつこいくらいに貴方に連絡をし過ぎました。
それに嫌気が差したのかもしれません。
言い訳、させてください。
以前も連絡がなかった時、…―――あの時、病院に居たでしょう?
体が強い方じゃないみたいだから、…心配で。心配、で。

いや、それは矢張り言い訳かな。
――貴方からの連絡が無いと、寂しいんです。
夢中で、夢中で、出会ってから…坂の上から転げ落ちるように貴方に夢中になって。
遂に結ばれて。
…貴方ほど、理想に叶った人は居ません。
賢くて、感情の起伏が緩やかで、凛としていて、…でも、弱い部分もある。
優しい人。離したくない。

初日記を書いても良かったんですが、貴方からの連絡を待つと誓った手前…暫くは、此処に吐露させてください。
寂しい、哀しい、心配、逢いたい。
抱き締めたい。


―――リヴァイさん。
2 エレン・イェーガー
リヴァイさん。

俺は貴方の事を、心から尊敬しています。
一人の人間として。
優しく、強く、仕事をこなして部下も育てて。
格好良い人だ。

一度、弱音を吐いてくれましたよね。
…それからも、もっと、支えればよかったと思います。
年上の貴方に甘えてばかりでした。

大好きです。
貴方が俺を不要なら、しょうがないのかもしれない。
でも俺には貴方が必要だ。
貴方の気が向いて、軽い気持ちでフラッと声をかけてもらえたら、今度こそちゃんと支えよう。
3 エレン・イェーガー
まだ、愛しています。