一つ屋根の下(R20)

掃除も洗濯物も終えた。
有意義な休日を作るのも良いが、時には気を抜いたって良いだろう。
見るともなく点けたテレビ、珈琲と紅茶の匂い、雑誌を捲る音、ソファの革が擦れる音。そんな日常風景に意識を傾けてみるのも偶には悪くない。
そこにお前が居てくれれば、申し分も無い。

提供は俺とジャン・キルシュタイン。
探しているのは関わり合いの深い上官や部下、同僚…同性のみに限定する。
もし何らかの琴線に触れたなら、適当な接触を添えてサブアドレスで連絡してくれ。100文字以上の短文で構わん。
接触は例えば、…この広告の女優が美人だとか、小腹が減っただとか、唐突にセックスしようだなんていう冗談をかましても構わねえ。穏やかな日常風景に起こり得るものであれば……詰まり、突如として現世に降臨した巨人が高層ビル群を薙ぎ倒したり、いつの間にか俺の首筋についていた口紅に唐突に気付いて包丁を持ち出し刃傷沙汰とかじゃなけりゃ良いって事だが。

因みに、原作に忠実なドライな性格を求められても応えられねえのを予め伝えておく。俺はいつだってお前の気を引いて、お前の瞳に映りたい。偶にはテレビ画面や雑誌の紙面から顔を上げて俺を見ろ。
一先ず気になれば連絡を。締める迄は募る。
──お前との良縁を願う。