一夜の情と、夢を乞う

古い貼り紙が、出て来やがったもんでな。再度、募集させてもらう。
これを書いた時と何も変わってねぇ自分にゾッとするが、こういうモノってのは簡単に消えてはくれねぇもんらしい。
人恋しさ、寂寥感、焦燥、そんなもんを一人で宥めるには、今の俺には難し過ぎる。
だから、今夜一晩、明日一日、或いはその先…それはお互い次第だが、お前の時間と温度を俺にくれねぇか?
甘いも苦いも構わねぇ。そのままの衝動を向けてくれ。ただの興味本位だけでも、一向に構わねぇよ。

俺の属性は、普段なら完璧な真ん中。だが今は気概がねぇ。受け入れる側もそれなりに苦労があるのは知っちゃいるが、今回は右側に陣取らせてもらう。悪く思うな。ついでに、可愛げがねぇのも謝罪しとくべきか。
事に至らねぇなら、当然そちらさんの属性は不問。どんな属性、性癖でも問題無い。

とはいえ、寝る事だけが全てじゃねぇ。お互いに他愛ない話を交わして、気が向きゃ軽く触れ合って…ってのも、また一興だ。むしろ贅沢って気もするな。
何をするでもない時間を一人持て余すよりゃ、誰かが隣に居る方がいい。たとえそれが一時の幻でも。

お定まりの件を少し。
・背後成人済み
・こちらは仮宿のG。そちらの宿は問わない。
・半、完問わずプチロルの使用許諾。こちらはロル形式に拘りは皆無。使うなら、今回は短めに。未使用でも構わない。

・募集・マイナー過ぎない全男C。多少なりとも面識の有る姿なら助かるが。所謂ドッペルも可。一見特異な組み合わせでも、それがどんな展開になってくかってのも面白そうだからな。
提供は俺のみ。再度、可愛げと愛想の無さを謝罪する。

物好きも常識人も、欲望の前には皆平等に忠実だ。どんな享楽に耽ったとしても、ただの夢だと忘れてしまえばいい。

良縁も悪縁も、両方願ってる。