夏の夜の夢。(現パロ)

涼を得たくて開けた窓から入って来るのは湿った生温い風ばかり、少しも心地良くねぇから冷房を効かせる事にした訳だが人工の涼しさとは不思議なもので。
どうも心の隙に付け入ろうとしてくるらしい。

特別何かがあった訳では無い。滅入るような心当たりもありはしねぇと言うのに妙に落ち着かなくなっちまった衝動めいたモンに突き動かされて此処を一枚拝借しに来た。
前置きが長くなったが眠りに着くまでの短時間、就寝の挨拶一言でも構わん。
俺にお前の声を聞かせちゃくれねぇか?
多少の雑談をベッドの上でと言うなら其れも良いが肌を合わせる気は無い、触れ合いの上限はハグまでとしよう。
此方の姿は俺とエルヴィン、ナナバが控えている。其方の姿は不問。年齢に制限設けてねぇが一般常識は携えて居ると信じているからな。
宿はgが受け取れる物なら問わないが仮宿の方が好ましい。
期間は寝落ちまで。継続は其の時に互い次第で。
短描写を臨機応変に添えての半めいた遣り取りを出来りゃあ、文句無しに有り難く思う。

上手く拝めねぇ満月の夜。
一縷の奇跡を託し手慰みの本でも読みつつ、ベッドに転がって待っている。