箱庭。(R20)

さっきまで、夢を見ていた。

仄暗い廊下の様な所で、僕はと或る扉へと向かって行くんだ。多分何かを求めていたんだと思う。夢の中の僕は“何も要らない、一つだけ――”、この強い執念に突き動かされていたのは覚えてる。
いざ開こうとドアノブに手を掛けた所で僕はベッドで寝ていた事を思い出して、あれは夢だったと気付いた。


…あのドアを開けた後の世界が気になり始めたらどうにも寝付けなくなっちゃって。

だから、さ。君が作ってくれれば良いっていう至極勝手極まりない話を思い付いたんだけど…どうかな。
自分であれこれ思考するのも良いけれど僕の空想は飽くまで僕の意を以てして出来た物で、所詮は僕の意識的な物でしかない。
と言っても夢が意識の反映云々ていう難しい話を求めてる訳じゃなくて、ただ君が用いたドアの“向こう側”を僕と共有して欲しいんだ。


姿は問わない。君が誰であれ僕は歓迎するし、仮に僕が役不足ならマルコ、アニ、リヴァイ兵長、エルヴィン団長が控えているから指名してくれた人と代わるよ。


ただでさえこんな時間で望み薄なのに当日限りの夢なんて惜しいと思ったから、期限は今週の金曜日まで。それまでは素敵な人材を募集してます、…なんて。


(xx、e推奨、SP感謝。)
需要に関しては重々承知していたけれど…今回の僕はどうにも諦めが悪いらしくて。


――…一度だけ、一縷の望みを此処に。
(御手紙は此処でも、上からでも。)