欠けた半身(R20/ドッペル)

元々一つだった命が、産まれる直前、二つに分かれた。
同じ顔のお前を捜してる。爪の形まで一致する俺の半身。この世界にたった一人、穢れた肌で触れ合える俺だけのお前。
こんな可笑しな募集に、況してや眠る迄の期限で相手をしてくれる野郎なんて居るのか甚だ疑問だが。一縷の望みを見出すのは単なる俺の自己満足だ。
一先ず箇条書きとする。簡単に目を通せ。

提供募集
リヴァイ
ジャン・キルシュタイン
エルヴィン・スミス
エレン・イェーガー
ベルトルト・フーバー

文字数は情景が浮かぶ程度。属性は不問。
今日は二人で部屋に居ようじゃねえか。窓すら閉め切った、暗い密室で。幾ら触れ合っても肌の境界が融ける事はねえが、それでも俺はお前を求めずには居られない。お前も、勿論そうであって欲しいと願う。世界にたった一つの、大事な俺の半身よ。
半ば病にも似た執着を含むスキンシップがある事を了承して貰えりゃ、後は構わん。呼び方は本名でも愛称でも良い。互いの区別が付かなくなるのが嫌なら、どちらかが愛称の方が良いだろう。

手紙への明記事項だが、先ずはベッドで時間を潰してる描写、所謂ソロルを添えてくれ。そうしたら、俺からお前に触れよう。
それから、呼び方に就いて。本名が良いか愛称が良いかを教えて欲しい。

ーー以上だ。長々と付き合わせて悪かったな。万一気に掛けてくれるなら、先ずは連絡しろ。今日一日は待ってる。
早く、お前に会える様願っている。
幸いな事に、幾つか連絡を貰った。
一先ず締めさせて貰う。万一何かあれば、上の記事から連絡をくれ。こっちは下げてあるんでな。
目を留めてくれた者に礼を。
俺の唯一の半身。会う事があれば、また。