眠るまでの。（R20）

外は雨がこれでもかと降り続けていて、明日の執務のために眠らなければと思うほど、瞳は閉じようとしない。こんなとき誰かの温もりがあれば良いんだろうが、愛すれば愛するほど人を遠ざけた私に、恋人という存在はいない。間違いなく、今この狭い部屋の中に私は一人だ。

そんな人間の相手をしてくれる奇特な子を探している。ロルは必要ない、最低限会話が続く文字をくれればいい。眠くなったなら寝てくれて構わない、私もそうしよう。君の姿は問わない、やりやすい姿で来なさい、此方は私かリヴァイが控えている。希望があるならば、呼びかける際に名を呼んでくれ。…君を待つ。