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1 アルミン・アルレルト

本を運ぶのを手伝ってくれたジャン

さっきまで相手をしてくれていたジャンへ。
今慌てて戻ってみたけど、…時間が経っているのもあって君はもう既にいなかった。
無理をせず、最初に睡魔を感じたときにおとなしく寝てしまえばよかった。そうしたら君に迷惑を掛けずに済んだのに。

…もし、叶うならば。手を繋ぐ意味を、教えて欲しい。それを聞けなかったから、とても悔しい思いをしているんだ。

一先ずお詫びと感謝を込めて。
縁があれば、また。今日はありがとう。おやすみ、ジャン。
2 ジャン・キルシュタイン
よぉアルミン。
悪いな、伝言残してるとは思ってなかったもんで反応遅れちまった。
けど疲れてたんだろ?別に無理する必要無ぇよ。寧ろ寝顔見れたんで役得だ。

手を繋ぐ理由…ね。聞きてぇんなら聞き出してみろよ。舌戦はお得意だろ?
オレは今日も明日も非番だし、お前に合せる。今度はオレの部屋ででもゆっくり話そうぜ。
おはよう。…いや、もう「こんにちは」かな。
君は今日明日非番なのか…羨ましい。僕は今日も明日も任務でね。今も朝から呼び出されて、ようやく落ち着いたから本部へ一旦戻るところなんだ。

午後からどうなるかは運任せだけど、君が鳩でも大丈夫かつ、もし僕の為に時間を割いてくれるのなら、そちらで話せたら嬉しい。
昨晩の流れを踏まえて翌日の昼――と何の捻りも無くて申し訳無いけど、それでもいいし、共に起床したところから始めてもいい。…そこは君と話し合えたら嬉しい。

取り敢えず、反応を待たせてもらう。
鳩が苦手なら、夕方以降なら今日時間を作れる、とだけ。
じゃあ、また後で。
4 ジャン・キルシュタイン
今そっちにオレの鳩を向かわせた。届いてなかったら言ってくれるか?ここにオレの住所乗せとくからよ。