本体恋愛・本体交流 ネコ募集

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1 創作
親愛なる、
春は、静かに侵食してくる。
窓を少しだけ開けた朝、まだ冷たい空気の奥に、柔らかい匂いが混じっている。花が咲き誇る少し前、緑が主役になろうと身じろぎする、あの一瞬。私はこの曖昧な季節が好き。はっきりしないくせに、確実に何かが始まっている感じがするから。

私の名前は…⬛︎⬛︎⬛︎。
孤独で、孤高で、人に囲まれている作家。
原稿の締切に追われながら、Bill Evans を流して、冷めかけた紅茶を嗜む女。映画のワンシーンみたいな光を、日常の端っこに探してしまう。そんな痩身の軀の人間。

例えば、古い洋画のラストシーンみたいに、言葉僅かに隣に立てる関係。
例えば、文庫本の余白にそっと挟んだ栞みたいに、静かだけど確かな存在。

そんな恋人を、私は募集します。

人生観で言えば私の存在は、ヴィシソワーズに浮かぶクルトンみたいなものでいいと思っているの。
主役じゃなくていい。でも、いないと少し寂しい。そう思ってもらえるような。
そして君とはワインとアンティパストみたいに、それぞれ完成している者同士が、同じテーブルに並んでふっと笑える。そういう生き物同士で居たい。

探している人に条件は少しだけあるよ。
ほんの少しだけ望むことを許してくれると嬉しいな。

まず、立ち位置が右側であること。
私は左に立つ。隣に並ぶとき、自然とそうなれる人がいい。理由は説明しないけど、感覚の話。右側に居てくれるのが落ち着く人。そういうの、あるよね。言葉では説明し難いもの。

それから、年齢が25歳以上であること。
若さよりも、静かな責任感がほしい。自分の機嫌を自分で取れる人が好き。春の空みたいに、少し不安定でも、自分の重心を知っている人。

ゲームをしながら通話ができることも大事。
私は原稿の合間にコントローラーを握る夜がある。無言でもいいし、他愛ないことを話してもいい。同じ画面を見つめながら、別々の場所で笑う。そういう時間は、映画のワンカットみたいに、あとから思い出になるから。

そして、いずれお手紙を交換できる子を優遇するよ。
手書きの文字って、不器用で、少し震えていて、でも温度がある。
封筒を開けるときの、あのわずかな緊張。
インクの匂い。紙の手触り。
デジタルで何でも済む時代に、あえて遠回りする勇気を持っている人が好きなのかも。

私は、必ずしも恋がなくちゃ生きられないわけじゃない。
一人で映画を観に行けるし、一人で本屋を何時間も歩けるし、一人で避暑地の貸別荘に籠ることだってできる。

でもね。

電話が鳴れば読み掛けの本だって閉じるし、会いたいと言われたら新幹線にだって飛行機にだって乗るよ。
そういう質。
軽やかで、でも決めたら早い。

孤独を愛しているけど、孤独に溺れたいわけじゃない。
隣にいる誰かと、静かに世界を共有したいだけ。

春の公園で、緑の匂いを吸い込みながら同じ本を読む。
雨の日に、映画の感想を延々と語り合う。
夜更けにゲームをしながら、眠くなった声で「まだ起きてる?」って聞くことだって幸せだ。

そんな日々を、私は書きたいし、生きたい。
綴って、連ねて、君への想いを咲かせて花束にしたって良い。

ねえ。君はいつか、私に手紙を書いてくれる?
じゃなかったらどうしてこの文字をいつまでも目で追ってくれているんだろう。不思議な子だね。

ヴィシソワーズに浮かぶクルトンみたいに。
自然で、さりげなくて、でも確かな愛。

それでいい。
それがいい。


提供出来るのは創作の私のみ。
募集は創作の君。女の子でも男の子でも大丈夫だよ。もしくは柵越えで誰かを連れてきても良い。こういうところで自由を与えることもまた、私らしさ。

最初のメールは君のことを沢山詰めて書いてほしい。
長さや様式は問わずそれ全部で君だと認める物とするから、短過ぎると私の言葉に対して何も思わなかったのかなって思っちゃうかも。読み物レベルで書いてくれた方が、私の脳の栄養になるから嬉しいです。
それから、私について知りたいこと。
だってほら、文章からして明らかに余白が多いでしょう?
これ、ね。君がものを聞けるように、わざと残した余白なの。気付いてた?
私は君が私に対して何を求めて何を気に留めてくれたのかも気になるんだ。
君が想像する私を書いてくれたって良いよ。いつか正解発表してあげる。ふふ。


春は、もうすぐ深くなるね。
緑が本気を出す前に、私の隣に来てほしいな。

この文章を目に留めてくれた君に、素敵な出会いがありますように。


…⬛︎⬛︎⬛︎より。
[記事の有効期限(〇月〇日迄/削除する迄/〆切る迄/本文参照/等)]
流れていても、削除する迄。

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