「ボクは、君の手を握った」

── ねぇ、君は今どういうシチュエーションを想像してる?

例えば白い息が舞う帰り道手袋越しにだとか、告白の最中感極まってだとか、…あぁ、別れを告げる君を引き留める為に思わず、なんて状況も考えられるよね。手を握るって行為は色々な意味を孕んでる。同じ季節同じタイミングでも、関係性が違うだけで真逆の意味にだって成り得るし。そこで、先輩命令。君が思う「手を繋ぐ瞬間」についてのデータを取らせて。

純なデータを取るために条件は無し、……と、言いたいところだけど、この物語には一つだけ決まりごとがあるんだ。それは「使用していい便箋の数は四枚だけ」って事。…分かりにくい?つまり、四通分だけのやり取りにしたいんだ。勿論応募文も含めての四通、往復にして二回分。たった四通だから文字数はどれだけ長くなっても構わないよ。関係性も状況も、描写の中で確定してくれていい。興が乗った時に限りアンコールもアリだけど、まずはこの儚さを楽しみたいかな。

さて、唯一のルール説明はこれにて終了。後は君の好きなように紡いでよ。因みにボクの萎えは蟲と当て字関係のみ。小説・心情・終止・連用・擬音・確定等各種描写は全て許容範囲だし、君が閨事を想像したなら素直にそう認めてくれれば良い。

提供は 虹/四重奏/先生/七海春歌/渋谷友千香
募集は 先生/黒崎蘭丸/美風藍/カミュを優遇に全登場C

ここまで読んで興味を持ってくれた子は、希望する組み合わせと媒体、描写を添えて鳩を飛ばして。雰囲気を重視したいから挨拶は不要。組み合わせや媒体に関しては箇条書きで構わないよ。── 素敵な物語に、出逢えますように。