深夜一時を過ぎた頃

此処にくるたびに思うんだけどいつも挨拶に困るんだ。
夜でもなく朝でもない時間の狭間に落ちたオレからはただ"久しぶり"って愛想笑いを浮かべるだけ。事実此処に来るのはいつも久しぶりになるね。繋がれた縁の紐を手繰り寄せることがかなわなかった事が何度あっただろうか。別れは何度経験しても辛い、そうやって繰り返した経験の数だけオレは出逢いに臆病になって、この場所から踵を返して立ち去るんだ。…それなのにまたこうしてやってくるんだから、オレはつくづく馬鹿な男だよね。だけどそんな馬鹿な行動のひとつがキミと出逢える切欠のひとつになれば、これ程運命と呼べる愚行もないだろう?

さて、前置きが長くなったね。
今日は気紛れにこの場所にやってきたオレの相手を探しに来たよ。キミを暇を持て余しているのかい?それなら丁度良い。もう少しだけ此処に居てよ。ただ頷くだけで良いんだ。抱き寄せたいとか、唇が欲しいなんて言ったりしないさ。暖が欲しいのなら温かい珈琲でも入れるよ。エアコンの中だと冷えるだろう?毛布も用意しよう、だからまだ帰らないで。ね。

提供はオレ、神宮寺レンのみ。そっちの姿は任せるよ。ただ遭遇率の話でオレよりも年上の面々だと嬉しいね。あ、でも別の事務所の子は知識が及ばないんだ。ごめんね、原作からは大分離れてるからそこも了承してくれる子だと有り難いよ。

媒体は帯、またはぽいを希望。仮宿ならなんでもいいよ。描写もそれなりに回せる方だと思うから細かいことはキミに合わせる。嗚呼、だけど所謂プチロル的なものは使えないんだ。キミが使う分には構わないけど、オレからは使用しないっていうことだけ

さあ、こんな時間だ。あんまり長くなるとキミの夢の中に帰ってしまうだろうしこの辺にしておこうか。おやすみ、ハニー。目が覚めたらキミの瞼にキスを落とせることを願ってるよ。