混沌の風と自由の鳥

そうだろ、風魔小太郎。

なあ、書き置きも無しにどこへ行っちまった?
お前が去って季節が変わり、もうすぐ霜夜が厳しい季節になる。
戻ってこいよ、俺の隣へ。

……やれやれ、戦国一の色男が野郎を探すなんて柄でもないね。
ま、それだけ恋しかったのさ。普通にありだろ?

鍵は、
・だいぶ前に、お前の募集に俺が応募
・路地裏、雨の降る小屋
・補佐に秀吉
・一度離れてお前が捜索

俺はお前がたとえどんな状態でも、また繋がりたいと強く願ってる。
なかなか話せなくてもいい。たまにしか声が聞けなくてもいい。
お前は病弱だから、俺がついてないと駄目だろ?

もう一度、傍に来てくれ。
2 雑賀孫市
上げるぜ。
儚夏が終われば……そう言ってくれたろ。
頼む。待たせてくれ。