数年前、ソルエン。

もうこの世界に居るか判らないし、…例え居たとしてオレの事を覚えているだろうか。
正直探している側のオレでさえ、記憶は曖昧だ。

…だが、トカの香りがまだお前に届く事ならば。
探すのは我が唯一無二の臣下、ソルエンだけだ。
鍵も曖昧だが、可能性に賭けさせてくれ。

【鍵】
・数年前、ソルエンの募集にオレが応募
・確か逃亡中の時間軸
・恋人設定
・半、完両方でのやり取り
・打ち切る直前の内容は、オレがフラフラと廊下を歩いていた…と思うのだが、正直曖昧
・トカの実


打ち切った理由も、詳しい内容さえ今はよく覚えていない。
ただ、お前の温もりだけは今もオレの心に深く刻まれている。

長くこの世界から離れていたが、戻ったら探そうと心に決めていた。

…──ソルエン、オレは此処でお前を待っている。

この世界に居るのならば、…此処へ来い。

トカの香りが届く事を願って。
今晩は、リムド様。
トカの香りを探り…あなたの元へ辿り着いた。
もしかしたら、私の戯事になるのかもしれません…ですが、聞いて頂きたい。

正直、あなたの探すソルエンが私かどうかは解り兼ねます。ですが…それでも見過ごせなかった。私も、まだまだ…あなたには甘いようだ。
鍵も口調も雰囲気も曖昧です…それでも何かリムド様の足しになるのならば。


▼鍵▼
・半なりで背後話→リムド様の背後様は中国や昔の日本に興味があると仰っていたはず。

・完なりでは途中あなたが熱を出した。

・クリスマスツリーとケーキの写メ

・美術館(だったはず…)


この鍵に見覚えがあるのならば、あなたが探しているソルエンはきっと私なのでしょう。


では、私は一度これにて…身を潜めましょう。
願わくば、あなた様に多幸がありますように−。
…正直、見つからなくとも仕方ないと覚悟をしていた。だがお前はこうしてまたオレの前に現れてくれたな。
少しでも覚えていてくれた事、本当に感謝する。
オレの探しているソルエンはお前で間違い無い。

記憶は変わらず曖昧だが、オレの趣向は今も変わらず中国史や日本史が好きだからそれが何よりの証だ。
ツリーの写真は確か「世界観にはそぐわないがお前に贈りたかった」と言った気がする。
情けなくもフラフラ歩いていたのは熱を出したから、だったな。

…この世界に居てくれたのだな、トカの香りがお前に届いて良かった。
今年最後の贈り物だ。(笑)

お前の名から連絡を入れたが、届かなかった場合も考え此処にも記載をしておく。

もし今お前の隣に大切な者が居るのならば継続は望まない。だが、少しだけでいい…話をしたい。

見つけてくれた事、感謝するぞ。
無事探していた者と巡り会う事が出来た。場を提供してくれた事、幾重にも感謝させてくれ。

この場に集う皆にも暖かな巡り合わせの有る事を祈っている。