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伊/勢、さん?
…ああ…久方ぶりに此方へ足を運んでみれば、本当に懐かしい。見付けるのが遅くなってしまい申し訳有りません。
人違いで無ければ良い。
そう願いを込めつつ差し出す、私の鍵はピタリと当てはまりますか。


・出会いはこの作品を専門に取り扱う場。
・八月のあの日、自身もぼろぼろになっているというのに貴女は私の姿を見付けるなり駆け寄り気遣って下さりました。
・「菊/様」。
・二度も、私からの音信不通。


己から連絡を途切れさせておいて何を言うのかと、呆れられてしまいそうですが…夏が来る度ふと貴女の事を思い出していました。優しく、されど凛と振る舞う貴女に行った振る舞いの数々をどうか、謝らせて下さい。

今、伊/勢さんは息災であられますでしょうか。大きな災害等有りましたが…辛い思いはしていませんか?月並みな台詞ですが、貴女が幸せで居る事を願っています。

私の連絡先を残して行きます。
この様にもう長い事「私」で居る事は無かったのでとても曖昧ですし、年だからでしょうか…遅筆にも拍車が掛かって来ていますし。

こんな爺で宜しければ、…どうか会いに来て頂きたい。我が儘、ですが。


それでは、失礼させて頂きますね。
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何度も恐れ入ります…すみません。
実は確認してみても手元に文が届いていなくてですね、相性が悪いのでしょうか。
手間をお掛けします、お手透きの際で結構ですのでもう一度此処から送って頂けましたら。

…無事届きますように。
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もう夏も終わりですね。貴方様と出会った夏が、また過ぎていく。
二、三通送った文が届いとるんかどうかすらも分からんし…もう忘れることにします。


菊/様、どうか息災で。
貴方様も伊/勢の事はお忘れ下さい。
せめて文が届いとるかそうでないか、それだけでも知りとうござりました。

さようなら。