ゼシカへ

えっと、開いてくれたってことは君は…ゼシカ?
もしそうなら最後まで見ていってくれると嬉しいな。

よし、それじゃ本題に入らせて貰うよ。

3月上旬を境に突然君と連絡がとれなくなって…俺、ビックリしてさ。それで何度か確認のメールを送ったんだけど返事がないし、だから…ここに書き込んでみることにしたんだ。

──もし俺に愛想が尽きたなら、せめて空メールが欲しい。サブアドの事故か何かならまた君とやり取りがしたい。

諦めようって思ったんだけど、君のこと、諦めきれなくて……こんなとこに来ちゃってごめん。
鍵、幾つか置いていくね。


『鍵』
・俺の募集に君が応募
・2月上旬からやり取り開始
・互いにe箱のサブアド
・お姫さま抱っこ
・腰に湿布は×


白紙でもいい、君からの手紙なら何だって受け入れる。ただこのままじゃ…胸の中のモヤモヤがとれそうにないんだ。待つことには馴れていたはずなのに、おかしいよね。ほんと。

例え一億と二千年先でも、俺は君を待ち続ける。…なんて、これは最初にゼシカが俺に言ってくれた言葉なんだけど。何となく気に入ってたんだ、この言葉。悲しい響きなのに…何でだろう。


あ…、少し長くなっちゃったかな。ごめんね。
それじゃ、ゼシカがここを見てくれることを願って──連絡、待ってます。