1 島左近(無双)

一枚上手なアンタへ

何となく思い出しちまったんでね、ここに書かせてもらいますよ。
アンタと会ったのはもう随分前だったか…、短い間でも楽しませてもらえたことは忘れられなかっただなんて。
女々しいでしょう?
でも、ただ一つ心残りがありましてね。
あんな別れ方、今思い出してもかなり酷いものだった。
俺から言い出したにしても、後悔しか後を絶たないって言ったら、アンタは恐らく自業自得だと笑うでしょうな。
兎に角、一時でもまたお会いしたい。
こういう時くらい、我が儘を言っても良いでしょう?
ま、期待はしちゃいませんがね…。


お慕いしていましたよ、殿。
では、またどこかで。