紫色が好きなきみへ。

えーっと。うん、多分紫が好きだって言ってたはず。

拝啓、すきなひと。元気にしていますか。わたしは高校を卒業して今は大学に進んでます、何処にでもいそうな平凡な大学生です。あの学園を卒業してもう一年以上がたってるなんて早いようで短いような……なんだか不思議な気分かも。
不意に君のことを思い出して気がついたらお手紙を書いてました。届くかどうかちょっぴり不安だけど、莉緒だって分かって貰えるように鍵を置いておくね。

・2010年〜2011年まで活動していたとあるPBB学園サイト様で出会った。
・エンカは四度程度(神社、学園祭、夜の公園?広場?、遊園地)
・告白はお互い、になるのかなあれ。
・君は紫っぽい髪の色、わたしは金髪。
・君の名前は片仮名表記だった。

こ、この位で大丈夫…なのかな?人探しなんてしたことがなくて、正直勝手が分からないんだよね…。
この世界からも暫く離れていたし、まだ君がこっちにいるのかも分からないからあまり期待はしてないかも。――覚えてくれているかも分からないしね、なんてちょっぴり弱気な莉緒ちゃんだったりして。…ふへ。


もしも見つけてくれたら、また君と恋がしたい!なーんて流石に我儘かなぁ。でもわたしね、君と一緒にいた時間がとてもとても大切できらきらしてるの。……またあんな気持ちになりたい、って思っちゃって。
と、取り敢えず見つけて貰わなきゃ話になんないもんね。既に大事な人と巡りあってるかもだし。……えー、ああ、もうわたし馬鹿だからどうしたらいいか分かんなくなったし…!

えっと……また、君の笑顔に会えるのを待ってます。でいいよね?書き逃げ、っと!