一緒にうさぎ追いかけた君

見た目も中身もふわふわした綿菓子みたいやのに、辛いのんが好きっちゅーのが印象的やった君へ。

えーと、ひさしぶり。覚えてるやろか。けーちゃんです。
なんやあれからもう2年も経つねんなー。早いもんやわ。
僕は学園が閉校する前に転校してもたけど、なんちゅーか、うん、やっぱ君のこと忘れられへんかった。君との時間が忘れられへんかった。いろいろ心残りもあるし。
うわ、僕めっちゃ女々しい!カッコ悪!はずかし!ごめんやで!
あー、うん。まあそんなわけで。
ちょっとだけ望みをかけて、ここに手紙残させてもらうわな。

・童話をモチーフにしたイベント多数の学園PBB
・僕は兄弟で在籍しとった兄貴のほう
・「けーちゃん」「みいみ」
・お互いの携帯の待ち受けは君と僕とうさぎさん
・君の誕生日はたしかハロウィン
・君の誕生日にうさぎの手袋あげた

何個か鍵出してみたけどわかるやろか。わかってくれたらうれしー。
君はもうこの世界にはおらんかもせん。ここに気付いてくれるかもわからん。僕もしばらくこの世界離れとったし記憶あいまいなとこもあるからね。…鍵に勘違いとかあったらどないしよ。
やけどもしかしたらにかけて気付いてもらえたら、君に一言だけ伝えたいことがある。伝えんまんま辞めたこと、ほんま後悔してる。つか未練ばっか残ってる。約束しとったデートもでけへんかったし。

今更なんはわかってるけど、もっかいみいみに会いたい。みいみの笑った顔が見たい。またけーちゃんって呼んでほしい。
んで、僕の気持ち伝えたい。
欲ゆうたらもっとあるけどな!

ちゅーわけで!君がここを見つけてくれんのを願って、いろいろ予行練習しながら待ってるわ。
ほなね。