水鏡斎さんへ

懐かしいお名前を見つけて、疼く気持ちを止められず…書き込むことをお許しください。
もう何年も何年も前になります。桜の名前を冠した学園で出会った…大切な貴方を、捜しています。
…もう自分のことさえも覚えていません、この名前と、貴方とのやりとりの思い出だけ。愛しい初恋の記憶だけ。

鍵
・貴方は学園の先輩で、目が見えません
・貴方はギターだったか、音楽を好いていました
・私は貴方にお弁当を作りました

もう随分昔のことですから、会えない可能性の方がうんと高いのでしょうね。…鍵も、これくらいしか確かな記憶はないのです。でも、…会って、また声が聴きたいです。お元気な姿が見られたら、どれほど幸せなことか。

たった一言でいいのです、元気にやっていると…美生に囁いてくださいませんか。…我が儘が叶うなら、少しでも…お話をしませんか。

…長くなってしまいましたね、申し訳ございません。それでは、場所をお借り致しました。

最後に、…余計なこととは存じているのですが…彼の大親友である先輩、先輩の彼女さんに宛てて。大切な方と再会できたようで、よかった。実はこっそり、見ていたのです。どのような形であれ、お二人の前途が善きものでありますように。