1 創作

最低な俺

口調も忘れた、名前も曖昧。…でも記憶は鮮明に残ってる。


・某少女漫画の女主人公と同じ名前
・餃子が有名
・一度逢った
・夜に河原で話した
・別れは男からの電話


もう随分昔になる。俺がお前を振り回して傷付けた癖に捜すなんて可笑しい話だ。大きな傷を残した、俺の姿さえ見たくないと言うだろうな。もう記憶さえ消してるだろ。
それで良い。俺の事は最低な奴だと罵ってくれて構わない。…只、謝りたいだけだよ。あの時は本当にごめん。何度謝っても許される事ではないと分かってる。

今は幸せに暮らしてる?誰かの隣でちゃんと笑えてる?傷は増えてない?…どうかお前が過去を棄てて幸せでありますように。愛してくれて有難う。