創作の娘…リゼルだったか。

この題目に反応しただけでは我が求める雑種か否か判別付くとは限らぬ。

そうさな…もう何年前か。数年前とだけ云っておこうか。先ずは鍵が先決か。尤も名前さえ一致すればそれが鍵であろうよ。

故に一々個別には列挙せぬ。我がマスターは創作の娘…強いて特徴を上げるなら髪は緋色で肩に付く程度の長さであったか。
…名はリゼル。リゼル・ヴァレフィ。
此の名に記憶がある者のみ残るが良い。


さて、一度は背後の事情で我自ら切った関係だ。故に仮に此れを貴様が見たとしても反応の有無は任せよう。
何、過去の携帯端末とやらを気紛れに眺めれば貴様との遣り取りが出たのでな。丁度アニメの放映、我が背後の時間的余裕も見積もって…まぁ、お前が構わぬのならまた…と思ったのだ。

上記で述べた通り判断は任せる。王の言葉に耳を傾けるか如何はな。
そも、お前がこの世界に残っているのかも甚だ疑問ではあるが…気長に待つとしよう。