捜索板
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1 膝／丸
千古結わえた我ら
貴方の御姿が見えなくなってひと月余り。
忘れた日は無い。
貴方の影が残る部屋に一縷の望みを託してお待ち申し上げる。
話したい事が沢山あるのだ。謝りたい事も。
もしも、道に迷われておられるならばこの道標を辿ってくれ。この札の題も、貴方には覚えがあろう。
『貴方は花。俺は魚。』
『お供は猫と鼠。』
『梅と桜の季節の散歩』
『貴方の好物は俺の身近なもの』

話し合う事など無い、とお考えならばそれも受け入れねばなるまい。俺はそれだけの事をしてしまったのだから。
それでも、部屋に残した文に判を捺すだけでもしていただけないだろうか。
読まずとも良い、判だけでも。貴方が在るという印が欲しいのだ。
それだけで良い。部屋は、俺が引き継ごう。
篝火の夢をよすがにさせてくれ。

貴方の御眼に、この札が留まる事を願う。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない。連絡を取り終えた後は全ての記事を削除する(はい/いいえ)]
はい

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