捜索板
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1 汐見潤
**歳
ごめんなさいを、君に。
白紙をもらっちゃったし、最後、あんな顔をさせちゃった私に、探す権利なんか無いって分かってるんだけど…うん。メッセージだけでも、残せたらって。

君が私のそばに居たのはたった一週間。だけど、君が居ない今日一日がその何倍にも感じるくらい、退屈と言うか、寂しいと言うか。まあ、最終日予定だった今日が奇しくも予定もなにも無いオフだったのもあるけどね。…、鳴らない携帯なんて、研究室の物に紛れて無くなってもきっと気付かないんだろうなぁって思った。

そんなこんなで、一週間毎日構ってくれた君の、53通のメールを読み返してた訳で。今更だけど、もっとああしておけば良かった、こんな言葉を伝えたかった、って…後悔。あと、君の理想になれなくて、ごめんね。でも、私は君との時間、とっても楽しかったんだ。

私ばっかり君に甘えて、忙しい君を気遣ってあげられなくてごめん。原作の関係性に拘って、君がくれようとした気持ちに目を背けてごめん。その気持ちすら、設定上のものだったとしても…あんな顔、させたくなかった…ごめんね。

あの子が言っていた言葉、本当は、私も同じくらい…、…何てね。今更だけど。

鍵なんかなくても、君は自慢の鼻で嗅ぎ付けてくれるだろうから。
いつかどこかで、また笑えるようになったら、素敵な人を見付けたら、気が向いたらでいい、お母さん代わりに報告しに来てね。

今までありがとう、私の大好きな君へ。

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