捜索板

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1 伏/黒/恵
先生。
まだ好きだと言ったら困りますか。
俺との事はもうアンタの中で終わってて、引き摺ってんのは俺だけ。俺がどう思って居ようがアンタには関係ないし、アンタはきっといつも通りの毎日を過ごしていて、俺と出会う前に戻っただけ。もしかしたらもう、隣に別の誰かが居るのかも知れないですね。

だから、俺がまだ好きで居ようがアンタが困る訳ない。俺にはもう、アンタを困らせることすら出来ない。
一年もそばに居て、不安になる事も沢山あったけど、それでもずっと隣に居てくれた、優しくて暖かかった先生が忘れられなくて。最後の悪足掻きを、未練がましくここに残しに来ました。

きっとメールも届いてないんだろうし、先生と会うことはもう二度と無いのかもしれない。偶然会えたとしても、俺に出来るのは知らないふりをして他人でいること。…なんて、分かっていても諦められなくて。

俺が寂しくないように、って「専用スマホ」を持たせてくれたアンタ。いつも寝る時は俺を抱っこしてベッドまで連れて行ってくれましたよね。…恋しいです。またあの日みたいに、…は、無理でしょうけど、もう一度アンタの声が聞きたくなったんです。こんな所、先生が見るなんて保障は無いですけど、少しだけ待たせてください。
アンタが出て行ったら捜したりしない、なんて大嘘吐いて、すみませんでした。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない。連絡を取り終えた後は全ての記事を削除する(はい/いいえ)]
はい

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