捜索板

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1 カ/ラ/松
堕ちた烏
この言葉に見覚えがあるのなら、きっとお前は猫又だろう?…違うか?一/松。
先日。間違いで無ければお前が俺を呼ぶ声を見つけて、後程向かおうと足を運んだら森への道は既に閉じていた。嗚呼、何かの間違いだったかなと思いはしたものの何だかやけに気になってしまって。

猫又と烏天狗
手当してくれたお前
触れると焼ける

鍵はこんなもので十分だろうと思う。例えば俺など探さずとも添う人が出来ただとか、そうだったらすまない。そうしてやめたか間違いか、それなら良いが何か言いたいことがあるのなら言ってご覧。…なんて、翼に触れた優しい掌を忘れられないのは俺の方かもなあ。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない(はい/いいえ)]
はい

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2 一/松
ねえ、その羽格好良いね。少し、さわらせて。
…これが鍵。

烏天狗様。まさか見つけてくれていると思わなくて、捜索の紙を破って火の足しに。もう見付からない、天狗はとっくに遠くへ飛んでしまった。そう思って。家を、燃やしてしまったんです。

今やぼくも、行き場のない、はぐれの猫又。むろん、大妖怪なんて程遠い。
ねえ。どうして家に向かおうと思っていたの?言いたいこと、お前にはないの?どうして。どうして。教えて。聞かせて。

この猫又の、ぴんと伸びる耳にでも。耳打ちをしてくださいな。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない(はい/いいえ)]
はい

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3 カ/ラ/松
忘れた方が賢明だと言っておきながら、お前の言葉を見て居ても立ってもいられなくなってしまった。翼はもう痛まないのに木の上が酷く孤独に感じるのも、布越しに触れた体温が忘れられないのも、…おちたのは身一つだけでは済まなかったみたいだ。
薬を塗ってくれると言ったな。その言葉を覚えているのであれば、どうか上の紙から、何処でも良いから道を繋げてほしい。酷く身勝手なことを言っているとは分かってる、けど、治して欲しいのは翼じゃないんだ。…ううん、治してくれなくていい、俺一人じゃどうにもならないこの痛みを、埋めて欲しい。

…あの日、面に落とした口付けで全てを悟ってはくれまいか。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない(はい/いいえ)]
前者ははい、後者はいいえ。

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4 一/松
狡い天狗様へ。
矢文をひとつ。粋でしょう。
お気付きの折りには、この猫又まで。
お前さんの声を、聞かせてよ。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない(はい/いいえ)]
下げています

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5 一/松
仕様の無い御方。
おれはいつでも待っています。
縁が通じなければ、それまで。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない(はい/いいえ)]
はい

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