捜索板

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1 白鬼院凜々蝶(妖狐×僕SS)
Sugar less、
───古い文箱。その奥底に、懐かしい文字を見付けた。懐かしむには時間が経ち過ぎて居る、と言うのは分かって居る。そもそもこの場にまだ残って居るのかも不明、君が僕に気付く可能性は著しく低い。例え君が僕を覚えて居ようとも、今更何だと言われても仕方が無いと思う。僕も同様の反応をするだろうしな。それでもこうして言葉を残そうとして居るのは、…何故だろうな。文箱の中に残る言葉達を眺めて居ると、僕はあまりにも君に酷いことを言って居たな、と。そんな風に感じたからだ。
もう随分と朧になった記憶の片隅には、何時だって寂しそうな君が居る。ただ思い出の一欠片として残る君の姿は、何時だって寂しそうなんだ。──…君が、…今笑えて居るのなら、それが一番嬉しい。友人に戻りたい訳でも、何時かの様に言葉を交わしたい訳でも無い。それでも叶うなら、君に一言、謝罪を述べたい。飽くまでも自己満足でしかない、独り善がりな独り言を、誰でも無い君が聞き届けてくれたら、嬉しい。

・水族館
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない。連絡を取り終えた後は全ての記事を削除する(はい/いいえ)]
はい

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2 白鬼院凜々蝶(妖狐×僕SS)
──…、思いのほか流れるのが早いな…!上げるのはこれっきり、君の目に留まろうと留まらなかろうと、選ぶのは全て君自身だ。僕は君に何も望まない。僕の欲の無さはあの当時からだったか、それとも、…どちらにせよ。記した我儘を一つ、それだけで充分に思える。どの様な結果に転がれど、君が笑って居てくれるなら僕はそれで良い。君の中の僕が、思い出として昇華されて居るのならそれで。
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