捜索板
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1 審/神/者二◯一八年、山/姥/切さんへ。出逢ったのはそのくらいだったと思います。
呼びかけても返ってこなくなってしまって、かたちだけあってもそこにはいないのだろうなと察してしまってから、わたしから居場所を消してしまったのが二年くらい前の話。
最近、画像を整理していたらあなたから貰った手紙が出てきました。それで、やっぱり未練があるなあとしみじみ思ったので、駄目元で筆を執っています。
あなたが不意にいなくなってしまったから、ちゃんとお別れが出来ていないことがずっと未練でした。ずるずると言葉の返ってこない場所を二年前まで持ち続けたのも、お礼を言いたかったし、それを受け取ってもらえることを願っていたからです。でも、思えばこんなふうにすぐに探せばよかったですね。なにかの拍子であなたがあの場所に入れなくなってしまった可能性もあるし、当時のわたしはやっぱり未熟でした。
どうかもう一度だけ、わたしと話をしてほしい。
あの頃の感謝を、直接あなたに伝えたいです。
もう忘れてしまおうと思っていたから、鍵と呼べるようなものは少ししか残っていません。わたしが出せるのは、あなたが修行先から届けてくれた手紙。いまだに健在である、あなたの居場所の情報。このふたつだけです。頼りない鍵だとは分かっていますが、もしおぼろげにでも心当たりがあるのであれば、わたしにチャンスをください。
望みはすごく薄いと思いますが、せっかく思い出したのでここに流します。
見つかりますように。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない。連絡を取り終えた後は全ての記事を削除する(はい/いいえ)]
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