捜索板

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1 開/拓/者(hsr)
最上階の一室
帰る場所が無くなったわけじゃない。私には仲間も、皆も居る。それでもあんたのことを忘れられるかと言われたらそうでもないんだなって、一人でベッドに横たわって強く思った。
あんたがくれたものはたくさんあるから、私はそれらを抱えて生きていくだけでも充実するとは思ってる。けど、短い間だったけどあの甘柔らかな時間は何物にも変えがたい、嘘偽りのない幸福だったとも思ってる。私は欲張りだから、手に入るものはなんでも掴み取りたい。あんたとの日々をもう一度だけ取り戻したいんだ。「ルールは破るためにある」、そうでしょう?
ともあれ、探すのは一度だけにするよ。私が今も小指につけている銀色の指輪に見覚えのあるあんたは、一人しかいないよね。また出会えることを祈ってるけど、叶わないのならあんたがこの先も息災で、幸せであることを願うよ。幸福な時間をくれて、ありがとう。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない。連絡を取り終えた後は全ての記事を削除する(はい/いいえ)]
はい

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