捜索板
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1 狡噛慎也(PSYCHO-PASS) 歳
お姫様から王子様へこのタイトルで開いたって事は、王子様か?もし王子様なら分かってると思うが、俺は代理だ。お姫様じゃない。
もうお前の前に出す面もねぇってお姫様に変わって、別れの言葉を言いに来た…そうだな、お姫様の飼い犬とでもしておこうか。
――…今夜は月が見えない。アイツからお前への別れの言葉を伝えるには持って来いの夜って訳だ。
お前が居なくなってあともうちょっとで三ヶ月だが、昨晩、お姫様から王子様に連絡を入れたらしい。届いてるかどうかは知らん。だからこその代役でもある。
その中でちょっとした推理を披露したみたいだが、それを此処で晒す気はない。
迷惑をかけたい訳じゃないからな。届いてないのなら、そういう巡り合わせだったと思って諦めるさ。
だから、此処で伝えたいのは次のことだけだ。
王子様を待つのは止める…――、それがアイツからの伝言だ。
お前と使っていた通信回路を断ち切る訳じゃない。だから、お前がアイツと連絡を取りたいって思うならいくらでも取りようはあると思うが……、ま、これはどうでもいい。
待つのを止めるだけで、アイツがお前を嫌いになった訳じゃないさ。
色々と自責の念は残ってるようだが、お前に対しての恨みなんてアイツにはねぇよ。
夢を見せてくれたお前には感謝していると言っていた。間違いなくアイツの本音だ。受け取ってやってくれ。
アイツにとってお前との時間は、国境の長いトンネルを抜けた先にある雪国のような場所だったんだと思う。
だから、ふとした瞬間に人差し指に残ったお姫様の記憶をお前が思い返してくれるのなら……、アイツの想いも少しは報われるだろう。
勿論、茜色の夕焼けでも構わないがな。…だが、これはちょっと安直すぎるだろ。って、お姫様が言ってたっけな。
最後に改めて、アイツに代わって礼を言う。
本当に楽しい時間をアイツに与えてくれてありがとう。感謝している。
もしこの伝言が煩わしいなら、お前が眠った日付を入れて削除してくれ。
じゃあな、王子様。
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