捜索板
[
ここに投稿][
下]
1 賈/充我が主、希咲へ今更俺の顔など見たくもないだろうが、どうしてもお前を忘れることが出来なかった。……覚えているだろうか?お前を守りたいと誓いながらその手を離した愚かな男の名前を、顔を。最後に顔を合わせてから十年の時が経ったな。その間、何度お前のまぼろしを見たことか……俺にはもうわからない。
十年前、何も言わずに一方的に姿をくらました事、本当にすまないと思っている。謝って済む話ではないのはわかっているが、言葉を尽くさずにはいられない。SSとして最低な振る舞いをしたこと、お前が与えてくれたチャンスをこの手で取りこぼしたこと……数え切れない己の愚行をずっと悔やんでいる。もはやこのような口の聞き方も驕りでしかないな。……希咲様、主に使える身でありながらのこの無礼、申し訳ございませんでした。俺の処遇はあなたに任せます。
あなたの誰にでも優しくあられるところが、俺には眩しくて羨ましかった。そんな太陽のようなあなただから、俺はあなたの影でいたいと思った。そして時に、あなたを俺と同じ暗がりに引き込んで、俺がいなければ抜け出せない体にしてしまいたいとも願った。俺の手を離れたあなたはいまも、大勢の人間を魅了して止まないのだろう。
謝るのには時間が経ちすぎてしまった。後悔するばかりだ。しかしそれでも希咲と、そして馬/岱/殿と出会えたことを幸福に思う。
傷付けてすまなかった。希咲、お前を生涯愛している。これだけは本当だ。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない。連絡を取り終えた後は全ての記事を削除する(はい/いいえ)]
はい
[
削除]
[
返信][
最新][
上]
[
一覧に戻る]
[
ホームに戻る]
[
新着レスを通知]