捜索板

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1 刃(H_S_R)
一年前のパンドラの匣
一年前の昨日、特別な誓いを交わした景/元を探している。
俺はもうこの地で息をしていない、故に顔を出すならこの日だけと決めていた。一日遅れてしまったが、多忙なお前ならばいつ目を留めても些末な事だろう。

・出逢いは寒嵐吹き荒ぶあの日
・魔女の塔に招かれた公爵
・『シ/ョ/ー/シ/ャ/ン/ク/の/空/に』

箱の中に残された希望が砕かれた事を、俺は理解した。したからこそ、追い縋るのを止めた。……だがそれでも、自分でも驚くべきだが、この一年にも満たぬ間、お前を忘れた事は無かった。

お前は別の運命を見つけたのかもしれない。だから多くは望まん。が、これだけは。……お前とどんな関係を取るにしろ、お前を「通過点」には出来ないと。……そう思っている。

別れは既に訪れた。互いの別れについての価値観が合わず、議論を交わした憶えもある。俺は別れに際して恐怖を覚えるが、お前は違うのだった。三つ子の魂百までと云うが、長短ある命の、生れの差がその違いを生むのか、或いは単に。

そう、俺とお前は他人だ。これ以上、お前が居ない場で推し量る事は出来ない。この際大層な議題は放ってもかまわん……もう一度。お前の声を聞かせてくれないか、景/元。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない。連絡を取り終えた後は全ての記事を削除する(はい/いいえ)]
はい

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