完なり アニメ/マンガ BL攻募集
[ここに投稿][下]
1 七／瀬／遙(F／r／e／e)
一番の金色
勝利なんて、どうでもよかった。タイムなんてどうでもよかった。
俺が金メダルを目指した理由は、…最愛の人の為にそれを、届けたかった。
これは、欠落した俺と最愛の彼の物語。

冒頭から悪かった。改めて説明させてもらう。
募集は橘真琴、山崎宗介で頼む。二人に沿って設定を用意したから、目を通してくれ。
冒頭の設定はそのまま、二人に共通だ。
(文字数の関係で分割での投稿にする。読みづらくて悪い…)

下記設定↓

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2 七／瀬／遙(F／r／e／e)
【真琴】
二期までの原作沿い、大学に進んで俺はオリンピックを目指した。オリンピックを目指すにあたって、お前はSCへ就職が決まっていたもののそれを投げて俺の専属のトレーナーになってくれた。そのおかげで俺は他の誰にも引き出せなかった実力を引き出すことに成功し、見事金メダルを取った。それを、お前に届けることだけを目標にひたすら進んできた俺は体の異常に自分自身気付かなかった。網膜剥離、…その病名で手術をした先輩を一人知っている。が、その後彼がどうなったのかは、俺は聞いていなかった。……そう、聞いておけばよかったと、水泳を一度離れてしまった過去の自分に問いかけてみたが、今やるべきことはそうじゃない。
オリンピックで金メダルを取った後、取材や今後のことを考えるより先に、俺は真琴に手を引かれて病院へと駆け込んだ。即手術だった。
こうして、俺の右目は回復したものの、後遺症という爆弾を抱えたままオリンピックを再び目指すことはできず引退を決意した俺は、最愛のお前に金メダルと、俺の気持ちを伝えた。
お前はくしゃくしゃに泣きそうな顔で、…いやきっと涙は既に溢れた後で。
「俺も好きだよ。でも、俺はハルと同じくらいハルの水泳が好きだったんだ。悔しくないと言えば嘘になる。…嘘になるけど、……ありがとう。いちばんの金色。嬉しい」
その言葉を聞いた後はよく覚えていない。二人で雪崩込むように家に帰り、そこから甘くて熱い夜を過ごしたことはあまり覚えていない。
こうして、一緒にメダルを取ったものの、後遺症により水泳を続けることが難しくなってしまった恋人同士の物語を紡いでくれる真琴を探している。

【山崎宗介】
二期までの原作沿い、肩を壊してしまったお前は真琴と同じく人を育てるトレーナーへの道を進んでいた。凛のチームの専属になるべく、まだ見習いだったお前は色んなチームを転々として経験を積んでおり、俺のチームにも見学にきた。俺には専属のトレーナーがついていなった。幼馴染であり自分を一番理解してくれている彼以外に自分のコンディションを全て整えられる人間がいるとは思えなかったからだ。コーチの言うことには従うが、自分の練習のメニューは殆ど自分で管理していた。それでもオリンピックでは金は間違いないと謳われる程、最強であり無敵だったのだ。そんな、幼馴染のライバルである俺を山崎は怪訝そうな視線を向けた。そして、呼び出された。いつかの時のように。
「お前見えてないだろ。右目が。」
その言葉から始まった、奇妙な二人の関係。山崎は俺になんの断りもなく俺のトレーナーになった。………いや、俺がそうして欲しいと願ったのだ。
一週間後に控えているオリンピック本番、それまで、それまででいい。黙っていて欲しい。俺はもうきっと、目を直したところで次のオリンピックは目指せない。金を、一度でいいから取ってみたい。でなければ、俺は初めて自分で選んだ道が間違っていると自分自身で否定することになってしまうから。
そう懇願した。山崎は黙って頷いてくれた。
それから本番までの一週間、山崎は黙ってサポートをしてくれた。右目を庇いながら生活を共にし、そこで初めて彼の気持ちを感じることができた。
「十七歳の時の俺を見ているようで、放っておけなかった」
「あの時の俺は、お前と同じだった。見なきゃいけねぇもんが見えてなかった。だからお前にそれを見失って欲しくねぇだけだ。」
あぁ。彼も孤独だったのだろう。彼は今、過去の自分に手を差し伸べているのだろう。
彼にとってはそれだけの理由だったのかもしれない。けれど、俺には孤独の中、視界までもが暗くなっていく不安定な時期に差し伸べられた手は確かに暖かく感じられた。
「自分を否定されたくない。自分は確かに、親友の言うように水の中では無敵だと、証明したい。俺が水を受け入れることから抗い争い順位を奪い合う様になったのは、間違いではなかった」そういう自分の感情から、ギリギリのところで手を掴み、暗い暗い海の底に沈んでいかないように掬い上げてくれた彼に、金色のいちばんを見せたい。届けたい。そう思った瞬間だった。
傷の舐め合いをするような一週間はあっという間に過ぎ、俺は山崎のサポートを経て金メダルを取得した。すぐに手術をしたが、右目には後遺症が残り文字通り現役は引退するしかなかった。
こうして、俺にはお前の、お前には俺の痛みを共有した後、恋人には発展していない二人の物語を紡いでくれる山崎を探している。

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3 七／瀬／遙(F／r／e／e)
どうだ？少し長くなったが、理解はしてもらえただろうか。
必要であれば、病気の変更(もちろん治ることが前提)、性別の変更、設定の微調整や追加も受け付ける。


興味を持ってもらえたんであれば、簡単に条件だけ。
・成人済み女性
・帯使用可能(アイコン自由)
・無断打ち切りをしない
・一日数通やり取りができ、多忙ではない
※即レス時間帯有(優遇)
※ロール表現寛大、短文過ぎなければ男性表現なども可

この条件をクリアしてくれているのなら、何も言うことはない。
萌(省略可)萎、質問や希望があればそれも。即レス時間帯があるならそれも記入してくれると嬉しい。自由に書いてくれ、こうしろああしろとうるさくは言わない。

あとは、俺のことも少しだけ。気に入らないところは言ってくれれば治すから、目を通して考えてみてくれ。
・萌→ほのぼの〜シリアス、各種イベント事、裏〜激裏、修復可能前提の喧嘩、病気や怪我、サブキャラ、一時的な○○化〜、女体化の場合家族が増える等の妊娠イベント、マニアック等萎え以外
・萎→終始愛無、浮気、漢文のみ、返事に困るような短文(１０文字以下等)完結ロール、過度な暴力・グロ・後スカ、無断打ち切り、展開任せ

即レス時間帯は一日に何回かある、サクサクやり取りするのが好きだ
ロルは100〜300くらい、望むのなら冒頭のような長文も可能。


長いのにここまで読んでくれてありがとう。
お前に良縁があることを願ってる。

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