拝啓、大切な君へ。 - 半なりNLGL ALL募集

1 白鬼院凛々蝶(妖狐×SS)
拝啓、大切な君へ。

秋入りの為か、不安定な気候の続く今日この頃。如何お過ごしでしょうか。…お変り無く過ごされて居れば幸いです。
そう言えば今日、庭先に秋桜が咲いていました。秋に咲く桜は小さくて淡い、だけど暖かな気持ちにさせてくれるモノですね。

まるで君の様だ……と、そんな幸福を覚えました。

草々白鬼院凛々蝶

先ずは閲覧ありがとう、とでも言っておけば満足かな？嗚呼、因みに冒頭の手紙に深い意味は無い。だだの字の練習と………いや何時もの様に悪態を付いていては、折角顔を見せてくれた君に申し訳が立たないな。……ごめん、なさい。それから目を通してくれて、ありがとうございます。

こんな至らない僕の言葉を見付けてくれて、本当に嬉しく思ってる。勿論、それは今回だけじゃない。僕は何時も君に救われてばかりだから。初めて出逢った時も、僕が自分に背を向けている時も、他人との距離に戸惑いを感じていた時も。君は何時でも、僕自身を真っ直ぐ見て傍にいてくれた。情に飢えていた臆病な僕に、真正面から向き合ってくれた初めての存在。嬉しくて、少し切なくて、だけどその時思ったんだ。嗚呼、僕が君に返してあげられるモノは何だろう…って。

【契約内容】
・背後様成人女性
・レス関係寛大
・半中心(暈し有り)
・本宿、仮宿(xx/g)ご自由に
・この物語が好き

返してあげられるモノ、そんな偉そうな事を言っておきながら今の僕には何も無くて。沢山沢山考えたけど、ロクな案も浮かばない。君が喜んでくれそうなモノ、好きなモノ、趣味や趣向……大切なんだと言いながら、君の事を何も知らないなんて情けない話だろう。
そんな僕が君にあげられるモノ。取るに足らない僕の時間、それしか思い付かなかった。
自分の事が嫌いで無関心で、自由を求める姿は強かで乏しくも尊い人。君自身もその過去も、君が目を逸らしたいと思うなら僕が受け止める。だから一緒に歩かせて欲しいんだ、君の隣で…同じ物を見て、この先を。

…嗚呼、少し長く語り過ぎてしまったな。つまり何が言いたいと言うと、だな……これからの日常を君と歩いていきたい。言葉を交わして、気持ちを交わして、君の隣で僕らしく胸を張って側に居られる様に在りたい。内容はどんな事でも構わない。今日あった事、嬉しかった事や悲しかった事、驚いた事。これが美味しかったとか楽しかった、なんて言うのも僕は聞いてみたい。それから、もしお互いに休日が合えば一緒に………その……出掛けたり、もしよう。もう夏も終わり、秋が来る。君と迎える初めての秋。……御狐神くん、君がくれた沢山の思い出を僕も同じだけ返せるだろうか。

朝のおはよう、感謝のありがとう、想う故のごめんなさい。笑い合う事、悩む事。誰かを想うからこその痛みや切なさ。その尊さも、全部君が教えてくれた七色の光。僕も君にとって、微々たる光にでもなれたら…きっとそれ以上に嬉しい事は無い。そんな贅沢な願い事を掲げながら、そろそろ終いにさせて貰おう。…此処まで目を通してくれてありがとう、御狐神くん。

【応募内容】
・自己紹介(簡易的可)
・希望や要望(任意)
・その他自由に、君の思うままに

大切な君と歩く第一歩。
今度は、僕が君の手を引ける様に。
2015/10/2(金)21:40
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